Bakery マニュアル和訳 1-導入・クイックスタート

Bakery マニュアル 原文記事
この和訳は2021年09月01日に作成されました。

システム要件

  • Windows PC (Windows 7 以降)
  • NVidia GPU (最低要件はKepker以降。GeForce650 以降、Quadroは要確認。)
  • 64bit の Unityエディター。5.6から2019.1 までの全てのバージョンで確認済み。

このシステム要件は開発者用です。Bakeryで作成したLightmapはどこでも使えます。

前提条件

  • Baleryのスクリプトもコンパイル出来なくなる為、プロジェクト内にコンパイルエラーが一切無いようにしてください。
  • GPUドライバーを最新にしてください。必要があればこちらから公式できます。

GPUドライバーはGame-Ready(通常版)のドライバーを使用してください。Studio版ではありません。

導入

1. アセットストアからプロジェクト内にBakeryをインポートします。

2. Unityがインポートするファイルを列挙します。初めてBakeryを使用する場合は、ただImportボタンを押すだけをお勧めします。経験者の方は example フォルダのチェックを外して軽量化する事もできます。

3. UnityがインポートされたBakeryをコンパイルします。その時、次のようなウィンドウが出ることがあります。その場合は GoAhead を押して下さい。

Bakeryメニューがエディタに追加された事が確認できると思います。

クイックスタート

モデルやプリミティブを追加し、Static に設定します。

メッシュはLightmap用の重複の無いUVが必要です。UV2が使用されます(存在しない場合はUV1)。モデルにLightmap用のUVが展開されていない場合、該当アセットの Generate Lightmap UVs のチェックを入れて下さい。Unityのプリミティブには正しいUV2が設定されています。

2. Directional ライト(Unityが用意したもの)を選択し、Bakery Direct Light コンポーネントを付与します。

Point

Bakery と Unity は光源に別のコンポーネントを使用します。

3. Bakery Direct Light には、多くの調整可能な項目がありますが、簡単にUnityのライトに合わせる事ができます。Match lightmapped to real-time のボタンを押すと、Bakeryのライトが、Unityの基本のDirectionalライトのような黄色っぽい色になります。

Point

Direct Lightコンポーネントが、プロジェクトでリニア光強度を使用していないという警告を出すことがあります。この問題は、Unityの規定で光源色にガンマ補正が適用されている為です。Fix ボタンは補正モードをスクリプトから変更します。なお、すでに多くの光源を非リニア光強度モードで設定していて変更したくない場合は、変更を省略しても構いません。また、Fix を押しても変更を戻すことが可能です。

4. 影のある環境光を表現するため、Skylight を作成します。 (Bakery->Create->Skylight).

5. Skylight を選択し、青っぽい色を設定したら Match scene skybox to this light をクリックします。これにより、シーンの Skybox がライティングと合致します。

Point

UnityのSkybox をBakeryのSkylight と合わせるのは任意ですが、目に見える環境とベイクされた Reflection Probe を一致させるのに有効です。

6.  Bakery->Render Lightmap をクリックします。規定では、Full Lighting モードが設定されています。これは、全ての光源から直接光と間接光をベイクします。リアルタイムな影とベイクした環境光を併用したい場合は、Indirect に変更します。

Point

Bakeryでは、古いガンマモードを使用していると警告が出て、変更を進められることがあります。ライティングの品質を重視するのであれば、リニアに変更することを強く推奨します。大きなプロジェクトで既にガンマモードを使用しており変更したくな場合や、非対応なモバイルデバイスで使用する場合は無視することも可能です。

7. Render をクリックします。

8. 完成です!ベイクされた環境光源が出来上がりました。


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